萩生田自民党幹事長「『男も育児だ』は子供には迷惑」発言に寄せて

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出来る自民党の萩生田光一幹事長代行は27日、宮崎市内で「0~3歳児の赤ちゃんに『パパとママ、どっちが好きか』と聞けば、どう考えたって『ママがいい』に決まっている。お母さんたちに負担がいくことを前提とした社会制度で底上げをしていかないと、『男女平等参画社会だ』『男も育児だ』とか言っても、子どもにとっては迷惑な話かもしれない」と語った

https://www.asahi.com/articles/ASL5W4F1ZL5WTNAB00D.html

とんでも無いことを言うおっさんです。この人はとても大事な二つのことがわかっていない。

(1)ワンオペ育児は母親の母性ではなく、絶大な努力で維持されている

まず、家庭育児の事故率は保育園の10倍です。

子供にとってママといることが幸せ、というのは一見正しそうですが、精神的にボロボロに追い詰められた人間と2人きりにさせられるのはそんなに幸せかどうか。

子供にうっかりひどいことをしそうになったとか、1歳児を怒鳴りつけてしまったとか、普通にある話です。育児の日常の隣に虐待があることを、子育てをしている人たちは知っています。

この人は「母親は無限の体力と無限の愛で、子供にとってベストな環境を整え続けるはずだ」という母性神話の信者に見えます。ちなみに事故率は厚生労働省の出してる数字から算出できます。

(2)父親も日々の関わりで子供との信頼関係を結ぶことは出来る

もうひとつは、3歳までは父より母がいい、という誤解ですね。

父だって、毎日ミルクやご飯やって、毎日寝かしつけの抱っこして、毎日一緒に風呂に入ってれば、母と変わらない信頼を得ることができます。ま、それもこれも、個性にもよりますが。

父より母がいいに決まってる、っていうのは自分が大して子育てしないで、子供に対して好かれてなかったことを、みんなそうだろうと思いこんでるだけです。


そもそも、男女が子育てに参画することの最大のメリットは、両親が精神的にも体力的にも健全な状態でいられることです。それによって子供にとって安心な生育環境が提供されるのです。

仮にこの人が思うように、母親がメインで子供に接するにせよ、そのほかの家事を全部父親がやれば、母親はいつも心からの笑顔で子供に接することができるかもしれない。ワンオペだとそれはとても難しいです。お母さん達は必死で子供の前で笑顔でいようと努力している。

男性が育児にが関わった方がいいに決まってる、というのは、ワンオペママ達に聞いてみれば明らかなんです。


つまりこの人は、いい年こいて、いまだに「お母さんはいつも優しかった。お母さんは無限の愛で包んでくれた。お母さんは最強だ」っていうのを信じちゃってるってことです。いまだにママのおっぱい吸ってたときと認識が変わってない。激痛です。

ママがゆっくり子育てに向き合える制度は作りることには何にも異存はないです。それと合わせて、パパもしっかり子育てに向き合える制度を作ることが、今は求められているのです。