多分あんまりやっちゃいけないと言われている寝かしつけをしているが気にしない。

お父さんであること

ミルクをやめたのがどのくらい前だったかいまいち思い出せない。多分、一歳半検診の後くらいだったから、二月くらい。おっぱいは相変わらずのませてるから、大体たいきが寝るときはおっぱいを飲みながら寝てしまう。だから、あれから2ヶ月くらい、実は寝かしつけはぼぼしてなかった。やったのは奥さんが出張のときとか、飲み会の時とかだけ。

今日は久しぶりに寝かしつけ。奥さんは風邪ひいて寝込んでる。なので、風呂もワンオペ。湯船に浸かりながら「今日はお父さんと寝てくれる?」「うん」なんて会話もした。意味はわかってないと思う。でも、たいきもなんとなくいつもと違う雰囲気はわかってくれてたかもしれない(親バカ)。

とはいえ、お母さんが隣の部屋に寝てることはわかってる。いざ、風呂から上がって服を着て、わたしの寝床で明かりを消したら「おっぱい!おっぱい!」と叫び始めた。とりあえず長期戦を覚悟してレコードをかける。交響曲「英雄」。比較的テンションは高い曲。

これは、寝かしつけでわたしがイライラしないための音楽。私がイライラしたら、子供にはそれが伝わってなかなか寝てはくれない。寝かしつけでは音楽をかけないようにと保育園でも民生委員みたいな人にも言われた。しかし、うちの子の寝かしつけは生後3ヶ月からずっとクラシック音楽と共にあった。それも結構激し目の曲の方がよく寝る。よそはよそ、うちはうち、だ。

すると、たいきが私のiPadを取り出してきて、「ちーん!ちーん!」と言い出した。別に鼻がかみたいわけじゃない。「キリン」と言ってるのだ。寝る直前にスマートデバイスやテレビの画面を見ない方がいいくらいのことは私だって知っているけど、とにかく今は気持ちをおっぱい以外のものに集中させたまま、寝る体制にもっていかなければならない。ちょっと考えて私はiPadの画面の明るさを抑えてからSiriを立ち上げた。

「photos of sleeping giraffes」

と指示する。

たちまちこんなキリンの画像が出てきた。「ちーん!」とこうふんするたいき。ひとつひとつ画像をゆびさしながら「きりんだね!かわいいね!キリンの赤ちゃんだね!」とやってやる。それから「ほらキリンさんもネンネだね。」「ネンネ!」「たいきもネンネする?」「うん」「じゃあ、キリンさんにバイバーイしようか」「バイバーイ」、これでiPadは終了。

そして、やはりまた「おっぱい」と叫び出したところですかさずたいきの耳に人差し指を差し込む。耳をゴソゴソしながら、「よーし、よーし」と優しく声をかけていたら、あっという間に寝た。先日教わって、昨日初めて使ってあまりの効果に感動した技。今日も全くブレない。圧倒的な安定感だ相変わらずスピーカーからは英雄交響曲の堂々としたサウンドが流れてくる。

とにかく、寝てくれればいいのだ。寝顔が可愛いなぁと思いつつ、左腕が腕枕で動かせないので、右手でこれを書いている。